プリーでは今でも、タイプライターが仕事で使われている?

ナマステ!プリーの宿泊客のセイジです。

タイプライターって、とっくの昔に使われなくなったと思ってる人がほとんどですよね。
自分もそう思ってましたが、この間、プリーのとある場所で、現役で使ってる作業場を見つけました。
それが冒頭の写真の場所です。

外側から見るとこんな感じですが、写真左下のパネルには「PURI TYPIST COMMUNITY CENTER」と書かれています。
日本でコミュニティセンターと言ったら趣味の集まりとかで使いますが、インドだとどういう意味なのかわかりません。

ただ、中に入って少し話してみた感じ、仕事用の文書を打っているようです。
パソコンよりこっちの方が安上がりだからかも知れません。

パソコンだと、「パソコンとプリンタを買う」という初期投資が必要ですからね。
もともとタイプライターがあるオフィスだったら、この方が安上がりなのでしょう。

何度も打つ予定がない文書だったら、タイプライターで打って、後は手書きで修正しつつ、コピーしながら使う、というやり方でも確かに十分だと思います。
うちの実家は田舎なので、町内会の観覧版の書類とか、今でもそうやって使い回しされてます(笑)。


■このオフィスを見ていて思ったこと

タイピストさんのお給料はパソコンを使う人より安いはずですが、紙の文書でも、パソコンはOCRという技術でデータ化できます。
WEBサイトを強くするために、いい文章を安く書いてくれる人というのは貴重なんですが、もしかしたら、意外とアナログな場所にそういう貴重な方がいるかも知れません。

ドラッカーも、2005年に亡くなる直前までタイプライターだったし、「タイプライターの人=使えない」ということはないと思います。
ドラッカーは「経営とは、人の弱みを消し、強みを最大にすること」と語っていましたが、プリーの人や土地にも、そういうものがまだ沢山眠ってるんじゃないかな、という気がします。

…と、徘徊しながらムダに真面目なことを考えていました(笑)。

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