インド犬、プリー犬、サンタナ犬/後編

ナマステー。小動物を愛でまわす会の翔です。
ワタクシはプリーのストリートで「食う」「寝る」「ケンカする」だけで毎日を過ごしている連中と付き合いがあります。
まあ、野良犬なんですけど。
ワタクシ何も、己の「動物を撫でまわしたい欲」を満たすためだけに、
ストリートアニマルたちを餌付けしているわけではありません。ありません。

家族ぐるみの付き合いも




サンタナの売りとして、できる限りの“安全・安心”を提供する、というものがあります。
檻のように開口部全てに格子が付いているのも、入り口の厳重な施錠も、
お客さんを逃がさないためのものではありません。ありません。

ロッジ入口まで付いてきたイヌたち



もちろん、宿から一歩出たら後は自己責任、知らないよーだ、と言うわけにはまいりません。
ちょっとしたことで、お客さんの脅威が取り除けるのなら、やらない手があるでしょうか。
そう、野良犬たちに餌をやるこの手が、外国人への警戒を解くことになり、お客さんの町歩きの安全に繋がっていく、というわけでございます。
ですから、私は、勤務中に外出し、遊んでいるという事実は、一切ございません、と、認識しております。


特に、今の時期は子犬があちらこちらでポコポコ生まれています。
子どものころから「ONE LOVE,ONE WORLD」を頭に叩き込む、
いや、撫で込むためにも、外出時に“子犬ポイント”に寄り道しなければならないのです。
ワタクシ、道端でサンタナのお客さんに度々、気持ちの悪い笑顔でイヌやネコと戯れている姿を目撃されていますが、
実はお仕事中なのです。楽しいなあ〜サンタナの仕事楽しいなあ〜。エへへへへ・・

スキンシップは、大事です。



地域の動物と仲良くしておく理由は、もうひとつあります。
それは、インドのバラナシ(ヴァラナスィ、バナラス)という町に滞在していた時の事です。
聖なる河・ガンガー(ガンジス川)で有名なその町で、毎日河沿いを、町の端から端まで散歩していました。
行きつけのチャイ屋やラッシー屋など、休憩ポイントも大体決まっていて、その一か所に仲良くなったイヌがいたのです。
ほぼ毎日一緒にガンガーを眺めたり、ご飯を食べたりしていました。  

バラナシ犬



ある日、いつものように散歩をしていると、一匹の野良犬が吠えてきました。
刺激せずに離れれば殆どのイヌは深追いしてきません。
しかしその野良犬はやたらとしつこく、唸り声を上げながら延々と付いてきます。
周りには他に人はおらず、これはちょっと危ないかも、と不安になっていたその時。
仲良くなったイヌが駆け寄ってきて、ワタクシの横でそのイヌを睨みつけたのです。
すると、さんざんワタクシを付け回したそのイヌ、プイとどこかへ行ってしまいました。
おお〜、お前、守ってくれたんだなー、とチキンを買ってお礼。



そんな体験もあったので、動物たちを味方につけておきたいのです。


こいつらが大人になって、牛から守ってくれるかもしれません。
ワタクシ、最近牛に襲われました




イヌは仲良くなった人の事を忘れないようで、3年ぶりに再会したイヌがワタクシを覚えていてくれたりします。
子犬は一度に4,5匹生まれますが、車に轢かれたり病気になったりで、生き残るのは一部。
健やかに、穏やかに育ってほしいです。
イヌ好き、動物好きの方は、子犬を見かけたら可愛がってやってください。
子供の頃は殆どのイヌがフレンドリーです。もしくは逃げ回ります。
ただし、イヌにも自分にも傷があるときは注意、手はよく洗いましょう。
野良はちょっと・・と言う方は、サンタナ犬・モッティ―と遊んでやってください。
シェパードのくせにネコに負ける奴ですが、うっとうしい程に人懐こいです。

遊んでくれ〜






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