インド犬、プリー犬、サンタナ犬/前編

ナマステー。プリー・サンタナロッジの翔です。
最近プリーではイヌの出産シーズンで、町中あちらこちらで子犬達を見かけます。
兄弟姉妹で折り重なって寝ている姿が可愛らしくて、
外出ついでに“子犬ポイント”に寄り道しては、眺めまわして撫でまわす毎日です。



町中で、こーんな“イヌ溜まり”をみます。



インドでは、町中でいろーんな動物が生活しています。
プリーでも牛、犬、猫、猿、豚、山羊、鶏などが、路上販売やリキシャの間を歩き回っています。
捨てられた、あるいは町の住人に貰った残飯で食に困っていないため、
イヌやネコもハンターの職に就く必要もないらしく、目の前をチキンが歩いていても
かぶりつくことはありません。



野良犬が街中を歩いている地域の旅行で怖いものと言えば、狂犬病です。
野良猫であれば、取り囲まれて怖い思いをした、なんて話は聞きません。むしろワタクシ、取り囲まれたい。
イヌが相手の場合、「発症したら致死率100%」という恐ろしいキーワードがどうしても付きまといます。



プリーの野良犬は、縄張りに外国人が入ると警戒する場合があります。
地元の人ではなくても、インド人なら目の前を歩いていても頭を掻いているのに、
ワタクシが20メートル先をぽけ〜っと歩いているだけで、戦闘態勢になり吠え立ててくる、なんてこともあります。
大概は付近にいる地元民が追い払ったりなだめてくれたりしますし、
縄張りから離れればイヌの方からかぶりついてくることはまずありません。
でもやっぱり、吠えまくるイヌは少し厄介です。

「アヒルたちに手は出させねえぜ!」



逆に、初対面でもやったらと人懐こいヤツもいます。
呼べばシッポを振って駆け寄ってくる、可愛いヤツラです。
時には道端で昼寝中のところを叩き起こして、いや、撫でまわし起こして遊びます。
低血圧ではないようで、寝起きでも暖機要らず、全力でシッポを振ってくれます。
ロッジ前でそいつらと遊んでいて、ふと気が付くとサンタナ犬・モッティ―が窓から嫉妬のまなざしを向けていた、
なんてこともありますが構いやしねぇです。
モッティ―もまた、やったらと人懐こくて、遊んでもらおうと人に飛びつきまわっています。
そして調子に乗り過ぎて、鎖に繋がれてはいじける、時にうっとうしくもいとしい女の子です。

ネコにケンカで負ける、サンタナ犬・モッティ―



外で吠えてくるイヌも実は、根はやったらとフレンドリーです。
パンくずやチキンの骨を投げてやれば、大概一発でコロッと心を開きます。
野良猫を餌付けで懐かせる苦労に比べれば、楽勝で落とせます。
子犬の頃から地域住民にご飯を貰っているので、野良と言えど人間自体には慣れているのです。
道端で外国人に吠えるのは、飼い犬が庭に入ってきた人に吠え立てるのと同じなのかもしれません。



外出時にはよく、残飯を持って行きます。
サンタナロッジからホテルサンタナまでの、500メートル程の道のり界隈の野良君とは9割がた仲良くなりました。

襲われているのではありません。



おっと、ワタクシが外でイヌたちと遊んでいるのは、なにも仕事をサボっているわけではないのです。(ないのですよ、ボス!)
長くなりそうなので、後篇にて言い訳説明致しましょう。




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