今日の話はチャイのはなし

さて、今日はチャイのはなし。

インドの人にとって、１日はチャイからはじまるといってもいいくらい。
一般的にはコーヒーよりチャイをよく飲みます。
まず、朝起きて歯を磨いたらチャイ。
ここプリーでは朝のチャイタイムは５時〜８時くらいまで
夕方のチャイタイムは４時〜６時くらいまでらしいです。

お昼２時を過ぎるとバザール（市場）などは夕方５時くらいまで
お店を閉めてしまいます。そう、この時間帯はお店はほとんどやっていません。
その休憩が終わるとチャイタイム。そしてバザールが開店しはじめます。
バザールに行くと、たくさんのチャイのお店があります。
日本ではジュースが飲みたいとき、自動販売機で買ったりしますよね。
インドでは自動販売機のかわりに、あらゆるところにチャイ屋さんがあります。
いってみれば生自動販売機って感じ？

そのチャイ屋には揚げ物、
例えばサモサとかアルチョップ（じゃがいものコロッケ）の他に
白い色のロスゴォラや黒い色のゴラップジャム（甘いシロップにチーズと
小麦粉と砂糖から作られる団子っぽいのが浮いてるもの）があり、
チャイと一緒に食べたりします。

チャイに使う紅茶の葉にも色んな種類があります。紅茶の葉はいろんな州でとれますが
有名なところでいえばアッサムとダージリンになるそうです。
インドでは、チャイというと紅茶と牛乳と砂糖を全て入れて煮出したもの。
しょうがや、カルダモン、シナモン、ベイリーフをいれるものもあります。
もしブラックティーをのみたいときなどは、ちょっとしたレストランや
高級ホテルなどに行かないと飲めません。
でも最近では甘いものをとりすぎて糖尿病になる人も増えているようで
家庭でチャイの砂糖無しや、ハーブティーやブラックティーを飲みだしているそうです。

自分がインドに来た当初は、外出先ではミネラルウォーターを飲んでいましたが
チャイはおいしいし、沸騰されているから安全かなぁと思って
途中からは、ずっとチャイを飲んでいました。
インドでは田舎のバザールに行くとトイレがなかなかないし、あったとしてもトイレットペーパーが
なかったりするのでホテルですましてから行っていました。
外出先では、お店の水じゃなくてミネラルウォーターにしたり
チャイ屋さんのように沸騰されたものを使っているところで飲んだほうがいいと思います。

インドに昔はカルカッタ、今はコルカタと呼ばれている場所があります。
ここにはマザーハウスがあり、日本の人がたくさん長期ボランティアをしています。
そんな人達がゆっくり滞在したいと500km離れた町、プリーまで訪れてくれます。
そのコルカタからプリーまでは夜行電車が２本あります。車内では駅のアナウンスがないので
途中の駅で降りるときは大変です。そんな時、途中途中の駅でチャイ屋さんが乗ってくるので
そのチャイ屋さんにいまどこの駅？って聞いて電車の運行状況を確認します。
私もその電車でプリーまで来ましたが、一体何人のチャイ屋さんに会ったことか…。
まぁ、プリーは終点の駅であるので助かりました★

さて、インドのチャイを入れる器は土からできた使い捨ての器です。
車内販売のチャイの器は、飲み終わたら窓から捨てちゃいます。
つまり、土から出来ているものは土に返すってことなんですね。
でも、結構かわいい器なので日本の人で持って帰る人もちらほら。

たまにプラスチックのカップで出すチャイ屋さんもいます。
これは…窓から捨てるのは、どうなんだろう…、
この容器をなぜ使っているのか？それはカップをまた集めに来なくてもいいようにって
ことなのかな？って思ってるんだよ、ってインドの人が言ってました。

ところでコルカタではチャイを飲むことを、チャイを食べるって言ったりもするようです。
ヒンディー語でチャイ　ピエゲっていうと
チャイを飲む　っていう意味ですがこれをチャイ　カエゲって言ったりするらしいです。
これはチャイを食べる　っていう意味になります。
つまり、チャイという存在がもう食事になっちゃってるってことなんですね。

すごいぞ、チャイ！おそるべし、チャイ！！

長々となってしまいましたが
最後においしいチャイの作り方のご紹介↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=u1kbUk4UN_4#t=0s
これを見て作ったらおいしく出来ました。コツは紅茶の葉、スパイスを水から煮込むこと。そのあと、牛乳を入れてさらに煮込んでください。
私がおいしく出来なかった理由は、最初から牛乳を入れて煮込んでしまっていたからだとやっと気づきました★

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