チベタン村小旅行 その2


どもっ!坂本です。今日はチベタン村小旅行の2日目の様子を
お伝えします。写真多めです。



ゴパールプールの宿、sea side breezeです。四つのベッドの
部屋が600ルピーでした。海が見渡せるバルコニー付きです。



くるちゃんが伝えてくれたように車中はギュウギュウです。休みも
兼ねてチャイを飲みます。



途中の山道ではこんなでかい木がそこここに。プリーでは見られない
木々です。ジャガンナートの山車などもこういったのを使うんだと
思います。


かなりの山道を進み4時間くらいでチベタン村に。
正確にはオリッサ州ガジャパティ県チャンドラギリ村です。
プリーの人達もチャンドラギリというとわかってくれます。



民芸品の工房。



作成過程を覗かせてもらい。おみやげを買ったりも。オリッサの人も
働いていました。



チベタン村ではよくみかける経文が書かれた旗。風になびかれる
度に経文を読んだことになるそうです。


着きましたパドマサンバヴァ・マハヴィハラ。これは本尊です。


概観は冒頭の写真です。
ダライ・ラマ14世が訪れたお寺です。正確には僧院みたいです。
詳しくはこちらに。どちらも英語ですが。
http://www.orissadiary.com/CurrentNews.asp?id=16171
http://quietmountain.com/dharmacenters/rigon_thupten_mindrolling/rtm.html


僧院の名前にあるパドマサンバヴァは、チベット密教をもたらした人物。
インド出身で、ニンマ派創始者でもあります。
ちなみにダライ・ラマ14世ゲルク派
亡命チベット政府のトップです。


この辺は実は去年一緒に行った際にボッチが書いてくれた
ブログのぱくりです。



ここで出会った修行僧、カルマ君。当時9歳だった10年前に
ブータンから来たそうです。そろそろ試験があり受かれば晴れて
祖国に帰られるのだとか。


ここには風神・雷神や地獄絵図など多くの仏教壁画があります。
カルマ君にどの絵が一番好きか聞いてみたところ、


「そんな風に選ぶことはできない。全部で一つの神を表しているから。
今ここにあなたとあなたの友達(アンドゥー)がいる。どちらか1人を
良い人として選ぶということはもう一人は良くない、ということになる。
でもそれは違うこと。」


なんて答えが返ってきました。全くもって仰るとおり。反省しました。


僧院を後にして、お待ちかねのご飯を食べに行くことに。
僧院の中に食堂があるのです。



行く途中でこんなバイクをみかけました。この辺の話題はやはり
かなり繊細です。アンドゥーは村を歩いてみて、インドの人と
比べてかなり警戒心が強く感じると言ってました。



一昨年に外からのお客さんも泊まれるようにホテルができました。
イギリスからのお客さんが二人泊まっていました。ダブルルームで
500ルピーだそうです。今度泊まってみたいです。



お待ちかねのごはんターイム。トゥクパ35ルピー。
チベタンローティ(インドのより厚い)10ルピー。



そしてモモ10個、40ルピー。

全部ベジでしたがうまかったです。本当を言うとビールも
欲しかったですが、僧院の中ですから。



もう一つのお寺の経文鐘。これも回すことで経文を読んだことになる
のだとか。



こんな風に回します。



今度は別の僧院へ。以前はこちらがメインだったようです。
写真右でバイクにまたがっているのがティンシンさん。


聞いてみたところ、このチベタン村が出来たのは51年前と
いうことでした。つまり1960年です。チベットの抗中独立運動である
チベット動乱の勃発が1956年、頂点に達したのが1959年。
ダライ・ラマ14世のインド亡命も1959年です。こういった歴史とは
もちろん無縁ではないのでしょう。



ここで出会ったのはネパールからの修行僧。仏教国からは
修行に来ているみたいです。かなり田舎ですがそういうネットワークが
あるんですね。この辺も本気で調べたら面白そうです。周りに
何もないので修行には持って来いでしょう。



ティンシンさんと話していたら杖をついたおばあさんがお参りに。
敬虔で作法に則ったお参りでした。ティンシンさん曰く、おばあさんは
移民一世とのことです。つまりチベットで生まれ、どこかで何らかの
理由でこちらに移り住んできたのです。ティンシンさんは移民二世。
生まれたのはオリッサです。


一世の方々はほとんどヒンディーもオリアも話せません。
見た目でですが、一世の方々と二世の方々はかなり違います。
二世の方々は、言葉の問題もありますがフレンドリーでバイクなどを
ガンガン乗り回しています。一世の方々は控え目で敬虔な方が
多いようです。


ともあれこのおばあさんのお参り姿には心を打たれました。
どんなことを考えながら毎日参拝しているのでしょうか。





他にも色々と興味深いことを見聞きしましたが、それはまたの機会に。
色々と考えさせてくれる小旅行でした。



帰りは結局23時に。途中でエビカレーを食べて帰路に着きました。



さて、年末・年始のイベントもこれで終わりです。
これからはガンガン仕事していきます。ブログも短くなると思います
ので、ご安心(?)を。


では〜