えらくなりたい。
旅好きの皆さん、ナマステ!
たくやです。(生粋の日本人だと思ってます。)
本日さわやかサンデーはここバラナシからお届けいたします。
※インドでの移動といえばこれ、『オートリクシャー』。またこれが厄介なんですわ。日々リクシャーマンと『絶対に負けられない値切り合い』が繰り広げられております。
さて、早速ですが今週のトピックスを。
それはなんといっても、
サンタナグループのオーナーフォクナさんがバラナシにくるぅぅ。
これしかないでしょう。
右がフォクナさんです。5月に日本で会った時はデレデレしたおっさんでしたが、インドではすっかりビジネスモード。オーラがすごくて圧倒されました。
そんなフォクナさんがサンタナ・バラナシに来た時のお話。
いってみよっ!!
【えらくなりたい。】
私がサンタナ・バラナシのスタッフになり早2ヶ月。
ずいぶんと業務にも慣れてきて、自分なりにこうしたいな。ああしたいな。というものが出てきました。
その中ですぐに出来るもの、現在の設備で出来ることはしてきましたが、お金がかかるものに関しては、私のようないちスタッフの権限では決断できませんでした。
そこで、視察に訪れたフォクナさんにお願いしてみようと思いました。
‐夕食後共有スペースにて談笑時‐
たくや)
『フォクナさん今日は遠いところまでご苦労様です!!!
そこで…あのぉ…、ひとつお願いがあるんですけど…』
フォクナ)
『なんだ小僧。』
(フォクナさんは日本語ペラペラです。発言に関してはだいぶ脚色しております。)
たくや)
『あ、いや…、でも…』
フォクナ)
『早く言え、おら。』
たくや)
『実は…、実は!共有スペースに冷蔵庫が欲しいんです!』
(意を決して。)
そうなんです。
ここサンタナ・バラナシにはお客様が自由に使える冷蔵庫がありませんでした。
この時期のクソ暑いインドでは、キンキンに冷えた水でも10分後にはぬるい水となり、1時間後にはお湯になります。
『冷蔵庫が欲しい』
それは出過ぎたお願いかもしれない。
私のような小童がオーナーにお願いなど…
しかし、
お客様にいつもキーンと冷えた水を飲んで欲しい。
快適にサンタナライフをおくってほしい。
その一心から出た提案でした。
漢にはね、戦わなきゃならん時があるんです。
鹿児島の男として、九州男児の意地を見せないかんとですぅぅぅー!!(メラメラメラメラ)
さて、話を少し戻しまして。
たくや)
『実は共有スペースに冷蔵庫が欲しいんです!』
フォクナ)
いいよ。
たくや)
え?
フォクナ)
明日買ってくるわ。
たくや)
んぇえ?
な、なんということでしょう。
あっさりオッケーが出てしまいました。
ただね、私は完全に信じきったわけではございません。
提案が通ったのは、皆でわいわい話をしていた時のこと。
フォクナさんもきっと気が大きくなり言ってしまったのではないかと。
結局はズルズルはぐらかされて、最終的には買ってくれないのではないか…と。
‐次の日‐
フォクナ)
買ってきたよ。
たくや)
うぉおぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーー!!
ありがとうございまーーーーす!!!!
すごいですわ。
決断力が早すぎですね。
だてに経営者やってないわっ!
前の夜に提案して、次に日の午後に冷蔵庫がやってきました。
業者さんが共有スペースに冷蔵庫を運んでくれました。
まずは皆で作戦会議。
どこに置くかをあーでもない、こーでもないと話し合います。
無事設置位置も決まり、セッティング開始。
冷蔵庫の脚をつけているさま。
お客様もお手伝いしてくれました。
ぶんちんさんありがとう。
そして、ついに設置完了!
水やらジュースやらを冷やしまくります!!
うっひょー!
もはや嬉しすぎてほおずりです。
今後は冷蔵庫のことを愛をこめて『レミー』って呼ぼうかなと思ってます。
もはや嬉しすぎてぶんちんさんと無駄に記念撮影です。
二人とも顔がひどいです。
そして最後は、やっぱりフォクナさんと記念撮影。
今回一緒に来ていたフォクナさんのお兄さんのトゥンナさんも一緒に、はいパチリ。
冷蔵庫最高。
フォクナさん、今回はお忙しいところ本当にありがとうございました!
おかげさまで毎日お客さんが冷たい水をアホみたいにガブガブ飲んでおります。
今後も冷蔵庫の活躍で、たくさんのお客様を笑顔にすることが出来るでしょう。
…なんていいつつ、やっぱあの権力いいなと思いましたよね。
私も必ずいつかどこかで偉くなって、冷蔵庫を無駄に5,6個買ってやる。
そう思わせる夜でした。
皆さんもバラナシに冷えた水を飲みに来てみては??
それでは、また!
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