ガイド・バダルとバラナシの町と

うっす！坂本です。今日もバラナシからお届けします。ただ楽しいバラナシの
日々も今日が最終日です。今日はバダルにガイドをお願いしてバラナシの大学や
ショッピングモールに遊びに行きました。

ってこれ書いてたら
「左の人、坂本かと思った。」
ってユキさん！いやいや、ちょっと御年が召し過ぎでしょ！！

ただこのバダルが面白いんだけどワガママで気分屋なんですよね。一緒に遊びに
行くって言ってたのにちょっと時間変わったら気分変えちゃうし。そうかと
思えば一回出たら「せっかく外来たらもっと長く外にいたいよ。しょうがないじゃない。
最近サンタナで牛になってたんだからさ〜。」とか言ってきます。

※牛になる。バダル用語でソファ―でゴロゴロヒンディ映画を見ること。

そんな気まぐれバダルの案内で、バラナシ・ヒンドゥ大学へ。バダルのガイドでバラナシ1大きい
シバ寺院が学内にあるということなのでまずそこへ見学へ。全て大理石の大きなお寺です。
バダル、ガイドの時はさすがというか笑を交えつつ楽しく色々説明してくれます。たまに私に
こそっと下ネタを教えてくれるのはサービスでしょうか？

学校のカフェテリアのアイスコーヒーが安くてうまいということで飲むことに。確かに
20Rsでコーヒーフロートのようにアイスも浮いててちょっと渋い味。これはお得。
その辺でくつろいでいる学生においしいカフェテラスを聞いて昼食も学内で。

うーん、せっかく大学に来たのにお寺の観光と飲み食いしかしてねーなー。

大分気温も上がってきてエアコンの効いているショッピングモールにでも行こうという
ことになりその中のマクドナルドが冒頭の写真。私は今日がバラナシ最後というのもあり、
たくさんポテトを買って帰る。

そう、これをしたかったんです。マックポテトとキングフィッシャー。日本にいたら全く
憧れないペアですが、何故かインドにいたら恋焦がれていたもの。ポテトが冷めてしまう
ということを理由に昼からビールやっちゃいました。

そういや、今日も一緒に行動したみーちゃん。ぼそっと
「インドめっちゃ面白い。私大好きかもしれない。」
いやー、そういう言葉聞くの本当に嬉しいです。

そういえば、ショッピングモールから帰る時のリクシャの人が面白かった。口髭が立派なので
それを伝えて写真を撮ろうとしたらこのポーズ。この写真を見せたところ、
「駄目だ、暗くてよく映ってない!」
とのこと。

オートから出てきてもう一枚撮れ！とこのポーズ。褒めたのは口髭なのに筋肉ポーズをとって
くれました。まさにバラナシのMr.マッチョマンです。バダルも後ろで笑っちゃってます。
頼んでもないのにちょっときれいな景色があるとプチガイドをしてくれ「ベリーナイス！」と
写真撮影を促してくれます。さすが、Mr.マッチョマン！

ただ、料金を払う時にちょっとほころびている10Rs札はすぐに付き返してきました。
あれ、Mr.マッチョマン？
そこは細かいのかな？

バラナシ最後の日なので夕方には一人でお散歩に行きました。ベンガリートラからガートに
抜けるところでこの風景。おじいちゃんガンガーに何を見ているのでしょうか。

ガート沿いを歩いていたらシェパードがいました。このシェパードはしつけをしっかりされて
いておとなしかったです。ちょっとモティとは違いましたね。よしよしさせてもらいました。

込んでますがメインガートも通ってきたらちょうどプージャをしてました。見学もそこそこに
返っているとちょっと離れたところで少女が真摯にお祈りしていました。

うーん、もう10回近く来ているバラナシ。いつも新しい姿を見せてくれます。今回は何故かいつも以上に
考えさせられました。何故かふいに「俺はバラナシのことなんか、インドのことなんか何も知らないんだな」
という言葉が頭を駆け巡りました。生と死、信仰と俗っぽい生活、聖なる人がいるかと思えば犯罪集団も
跋扈するバラナシ。今、その瞬間に見ている世界のすぐ隣にまた全く別の次元の世界があるような気が
してならない。インドに住む年月は増せど、見ているのはあまりに小さな部分なんだな。。。

小さいながらもこうしてブログなどでインド情報を発信していますが、こんなにも知らないのに
良いんだろうか。

そんなことをうつらうつらと考えながら夕暮れのガート沿いを歩いていたら出会ったこのおじさん。
まるで「肩の力を抜けよ、小僧」
でも言っているかのような。

って、おじさんは力抜きすぎなんじゃ！

確かにインドはめっちゃ面白いかもしれない。

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