コルカタで旅の安全を祈る女神様

コルカタのハウラー駅から40キロメートル地点に、

バンダルという以前ポルトガル人たちがつくりあげた入居地があった。

ポルトガル人たちはイギリス人に敗れこの地を去っていったが、ここに教会を一つ残していった。



ここに祭られているマリア様は Lady of Happy Voyageとよばれている。

つまり旅の安全を祈る女神様だ。



女神様の横にはマストが立っているが、これはポルトガルからはるばるコルカタにやってきた船の船長さんが、

無事に到着したお礼にマストを女神様に寄進したのが由来だ。

そしてマストはポルトガル語でバンダルというので、この土地自体がバンダルという名前で今のインド人たちに伝わっている。



教会の上に登るとガンジス川がきれいに見える。

1632年、そのガンジス川の向う岸から、

タージマハールを後に造ることになるシャージャハーンが軍勢を率いて攻め込んできた。

この時におこったさまざまな奇跡は、教会にパネルで紹介されている。


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どのような奇跡が起こったのか、

日本に来る前にザビエルさんはここで何をしていたのか、

なかなか面白い教会なので、旅の安全を祈るためにも、一回見てみてもいいのではないだろうか。