当たりかハズレか
人生の何気ない一日にも、当たりの日とハズレの日がある。
たまたま公園に行って、綺麗な噴水が見れた人もいれば、雨に降られて寒さに震える人もいる。
むさくるしい男共と食卓をこかむこともあれば、美女達(?)と一緒になることもある。
コルカタのマザーハウスでボランティアするにあたってホームステイしながらというの人が多いのだが、
これも当たりを引く人とハズレを引いてしまう人がいるのはしょうがない話だ。
当たりを引くとマザーハウスに歩ける距離の家で、優しいホストファミリーに美味しい食事をふるまわれる。
ハズレを引くとマザーハウスから1時間以上もかかる家で、日本人は金づるとしか考えていないホストファミリーに毎日カレーを食べさせられる。
当たりを引くと(インドの基準では)清潔な部屋で、ホットシャワーを浴びた後、ゆっくりと本を読むことができる。
ハズレを引くと掃除は本当にしたんですかというような部屋で、冷たいシャワーしかないのでしょうがなく凍えそうになりながら浴びた後、セクハラオヤジをかわしつつ部屋に戻っても外の騒音がうるさいのでなかなか休むこともままならない。
サンタナコルカタシェアハウスの周りは日が暮れても散歩できるぐらいは安全なので、夜風にあたりながらパンを買いに行ったら、
同じようなことを考えていた近所のおばちゃんたちが井戸端会議をしていた。
こんな光景にたまたま出会うと、これは当たりだろうと思ってしまうのだ。