ある日曜日、コルカタのハウラー駅で列車が遅れた理由
それはコルカタのハウラー駅で11月25日の朝に起こった。
今から1520キロ、ひたすら北へと走る列車は、日曜日の朝にもかかわらずとても混んでいた。
そこにヤシの皮で編んだ籠をそれぞれ1つずつ持った2人のインド人が乗り込んできた。
この2人は、さすがインド、自らを蛇使いだと名乗った...
2人はそれぞれの籠から生きた蛇を出して見せ,他のお客さんたちにお金をせびり始めた。
だが周りのお客さんたち皆が断ったのだろう。
しばらくするとこの2人は、もし誰もお金を出さないのであれば、この2匹の蛇をここにおいていくと宣言した。
売り言葉に買い言葉。
一人の血気盛んな若者が『やれるものならやってみろ!!!』と怒鳴りつけた。
そしてこの2人は文字通りに蛇をおきざりにしてどこかへ行ってしまったのだ...
結局2人は逃げおおせて、2時間近くパニックに包まれた列車が落ち着く頃には、どこにもいなかった。
ここはインド。何が起こっても不思議はない。
蛇使いが列車を遅らしたりもするのだ...
もしあなたが非日常を味わうために旅をするのなら、是非一度はインドにどうぞ。
たっぷりと味わうことができます。