ルーズヴェルト、トルストイとダライラマ


 
  時は第2次世界大戦


 
  大日本帝国は着々と領土を広げていた


 
  インドからビルマ経由で物資を補給しながら戦っていた連合軍は、新しいルートを開拓することを迫られていた


  1942年の夏、アメリカ大統領ルーズヴェルトチベット経由のルートを調査する極秘任務にゴーサインを出した

  
  この極秘任務を任された2人組の一人が、かの有名なロシアの小説家の孫、イリヤトルストイ


  調査のため、まずチベットの統治者の許可を取りつけなければならない


  その統治者はダライラマ14世


  後のノーベル平和賞受賞者は、当時まだ7歳だった...





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