学生団体のドキュメンタリー作成のお手伝い


どもー!坂本です。慶応大学を中心とした学生団体S.A.Lのスタディツアーが
3日前終わりました。いやー今回も熱いツアーでした。今回のテーマは
ドキュメンタリー作成。インドにおいて様々な活動に従事する人達やその
活動をインタビューしながら、自分たちの意識が変化するのか・しないのかをも
クローズアップするという取り組みです。


サンタナとS.A.Lのお付き合いは2010年に遡ります。



2010年夏、プリーはもちろんインド、海外も初めてメンバーも多い30人近くを
2つのプロジェクトに分けてコーディネート・ガイドしました。1つのプロジェクトが
FoMといって様々な国の子供たちに同じテーマ、例えば好きなものや嫌いなものなど、
をテーマに実際にカメラを手に撮って貰いそれがどう同じでどう違うのかを多くの人に
みてもらうというものでした。



C.S.アカデミーやAssembly of Godの学校などいくつかの学校などに許可を
もらい写真を撮って貰いました。それを日本において写真展を行いました。


そして2011年3月に再度サンタナを訪れプリーにおいても写真展を行うことに。



会場はホテル・サンタナの裏庭。多くのインド人を招くために私達も作務衣や浴衣に
着替えてPR活動や写真の説明などを行いました。



目標人数は300人ということでチラシは3000枚まきました。短時間でしたので
中々大変でしたが時間内にできるだけことをしよう、ということで皆頑張ってくれ
ました。結果は目標の約三倍の879人。人数的には大成功と言えるものでした。


写真展の様子はこちら
http://d.hatena.ne.jp/indiasantana/20110329/1301384960


ただ、写真展の日程は3月12・13日。
そう、地震の次の日でした。チラシを配っていてもインドの方に
「自国が大変な時に写真展でいいのか」と言われたり、実際に家族や
友人たちに連絡が取れない時にどうすべきかで揺れました。


3月11日の深夜に何人かで話し合いました。写真展を取りやめることも視野に
入れつつどう考え何をするのか、ということを朝方近くまで話し合いました。
話があまりに繊細なため涙を流すメンバーも多かったです。結論的にはこんな
時だからこそ国内外に友人がいたほうがいい、友情は相互理解から生まれるんじゃ
ないか、というある意味単純なものでした。そしてその思いをレジュメにして英訳して
写真展の受付けで配ろうということでそこからすぐに打ち込みました。


出した結論は大したものではなかったかもしれません。大切なことは自分たちの思いを
出し切り逃げずに課題と向き合ったことだと思います。それを話しあったのは企画の
リーダー達だったのですが1人希望して参加したのがバシコでした。バシコは日本に
帰った後もその辺りにまつわることを考え続けました。日本でまた揺れ続けたそうです。


学生で親にお金を出してもらいながらボランティアすることとは。
なぜ海外で活動するのか。
ボランティア活動は結局自分たちのためなのか。
友人に素直に「ボランティアしてる」と語れないのは何故か。


今回のドキュメンタリー作成の企画リーダーはそのバシコ。



学校の様子や先生たちに話を聞きます。



フォクナ・トゥンナさんや私、その他ボランティアなどもしている旅人達にも
話を聞いていました。



学校では話を聞くだけでなく子供たちと遊ぶ時間も。カバディやマンゴー狩りなど
普通の学生に戻ってはしゃいでもくれました。



老人ホームの慰安にも行きさきちゃんの日本舞踊とじゅんきのバルーンアート
コラボなども見学。



マザーハウスでも実際にボランティアをしてみるなど実際に活動もしながらミーティングを
繰り返しそれぞれの気付きなどをシェア。その様子も録画していました。今回の
テーマも繊細であるため一筋縄ではいかなかったり葛藤や悩みなどもありました。
それでも今回の彼らもとにかく課題から逃げずに取り組んでくれたことは確かです。
私はそこに1つの意味があると思います。


私は今回のプロジェクトをテーマ設定から一緒に考えさせてもらいその葛藤や悩みと
ガチンコバトルしてきました。そしてこのツアーのことも舞台裏も含めて関わらせて
もらいました。そういう意味でドキュメンタリーの観客第一号といえると思うのですが、
その立場からいうとめちゃくちゃ面白かったです。


全てのツアーの担当させてもらいましたが、
2010年のツアーはインドやプリーで何ができるのか、
2011年は1つの企画としてある種の成功を収め、
2012年はそういった活動にまつわる諸問題を現場で考える、
そういった流れがありました。私にとっても感慨深いプロジェクトでした。



ま、時には高級バーなどでゆっくりしたりBBQにいったりロッジのお客さんと遊んだりもしました。
色々と話す機会もあり楽しくもありました。


そんなS.A.Lのウェブサイトはこちら。
http://salkeio.com/


彼等のドキュメンタリーは今年10月に開催予定のサンタナイベントでも流す予定です。
乞うご期待!





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