message from くるちゃん

坂本@コルカタです。ここでもまぁ色々な方とお会いしてバンバン
刺激を受けまくっています。もうインドも4年目ですが知らないこと
ばかりです。出会ってくれた皆さんに、本当に感謝です。


そういった新しい出会いにも感謝ですが、これまでの人達も刺激をくれます。
今年の3月までスタッフとして頑張ってくれたくるちゃんが帰ってもう
二ヶ月にもなります。翔ちゃんと同じように少し前に届いていたものですが
今アップさせてもらいます。


帰国間際の彼の成長は誰の目にも明らかでした。あの口うるさいフォクナが
「今までで一番良い!」と言う程でした。実際私ももう少し彼と一緒に活動を
してみたかったです。ま、でもこれからも色々な形で絡むと思います。今後に
まじで期待しています。


以下くるちゃんからの手紙です。




どーも。元、日本語教育担当のクルビです(笑)
3月の20日に無事業務を終え、サンタナを後にして同月の23日に日本に
帰国しました。帰ってみるとなんだかホッとしたような感じもあります。
インドと日本、根底の部分は同じだけれどやはり文化の違いというものは
帰国してよりはっきりと感じています。


さて、この4カ月、思えば長いようであっという間でした。本当に充実した
時間で、楽しくもあり、また厳しくもありました。この4カ月で僕は多くことに
チャレンジしました。一つは日本語教育です。日本語教育を学校で勉強しては
いるものの実際教師として教壇に立ったことのなかった僕は当初


「うまく教えられるだろうか、生徒たちといい関係が築けるだろうか。」


といったさまざまなプレッシャーを抱えていました。
以前ブログでも書いたことですが、あくまで先生と生徒という立場ですが
それでも一緒に遊び合って、尚且つ生徒たち一人一人のいいところを見つけ
られる先生になりたい。そう思ってがむしゃらにやってきました。7年生の
授業最後の日、生徒たちが「先生の日本語の授業は楽しいから8年生になっても
教えて欲しい。」と言ってくれたときは思わず涙が出そうになりました。



授業の様子。


プリーの海沿いを観光するルートマップの作成もしました。坂本さんお勧めの
スポットを中心にいろんな人を誘って調査に行き、あうあうこと翔さんが
写真を選定し、僕が地図に起こしました。時間をかけすぎてしまったことも
ありましたが、最終的には良いものが完成しました。この地図は
ホームページにもアップされるし、youtube、ブログとの連動もしているので
是非お見逃しなく!笑


それから日本のポップカルチャーを紹介する動画も作成しました。これは
以前開催された写真展にむけて作成したもので、ドラえもんやしんちゃんなど
日本とインドで共通して放送されているアニメを比較する動画です。しかし、
動画が上手く編集できないといった環境上のトラブルがあとを絶たず肝を
冷やしっぱなしでした笑



最終的には課題を残しつつも写真展では日本のポップカルチャーの新たな
展望を垣間見た気がしたので大きな収穫でしたし、なにより達成感があり
ました。



写真展に来てくれたC.S.アカデミーの生徒たちと。



写真展で一緒だったS.A.Lの皆さんと。


帰国の2日前にマザーハウスへの訪問もしました。かねてからゼニさんや
坂本さんからマザーハウスの様子を聞いていてずっと行く日を楽しみにして
いました。帰国の2日前に初めて訪れたわけですが、まずマザーハウス全体の
雰囲気に驚きました。みんなとても幸せそうな顔をしているのです。マザー
ハウスは僕が知っている日本の介護施設とはまるで違いました。みんなが
みんな出来ることを一生懸命にやって助け合って暮らしていたのです。


マザーハウスでのひと時は本当に楽しくてあっという間でした。言葉は
通じないけれど、正直なところ、もっと早く行ってればなあ、という気持ちも
残りました。なのでマザーハウスの長期ボランティアは次回に持ち越しです。



マザーハウスにて。


 4か月で行ったことはもちろんこれだけではありません。ツアーもあり
ましたし、日々の業務、BBQ、チベタン村小旅行、フォークソング部の活動、
土曜飲み会、クリスマス&年越しパーティーなど、挙げたらきりがあり
ません。



ツアー中の様子。


そしてこれら数多くの活動に数多くの失敗や挫折はつきものでした。そこで
なにより代えがたいのが失敗したときや挫折した時にそばにいてくれた
仲間です。言ってしまえば業務は他の人にも出来たかも知れません。でも僕と
出会った人、一人一人との人間関係は僕にしか経験できないことです。共に
励まし合い、時にはぶつかり、苦楽を共にした仲間が出来たことが一番の
喜びなのです。


大きな喜びはもう一つあります。それは自分を見つめ直し、成長出来たことで
す。誰しも他人には知られたくない側面があると思います。でも、その自分の
弱い部分をまずは自分自身が知ってあげなくてはなりません。この4カ月での
全ての経験を通していままでよりもずっと自分のことを知ることができたと
思っています。


日本に戻ってきてからサンタナの仲間たちを毎日思い出します。その度に
自分も負けていられないという気持ちになります。次にすべきことは僕の
してきた経験を、大学の友達、先輩、後輩、先生方、他大学の人達や地域の
方々に伝えていくことだと思っています。そして出来たらそこから
サンタナの輪をもっともっと広げていければと思っています。それは
日本語教育でもいいですし、もっと別なことでもいいんです。何かの目標を
持つ人同士が影響し合って成長できる、それがサンタナだと僕は思って
います。その経験をより多くの人と分かち合いたいのです。それが今の
僕に出来ることだと思っています。


最後に坂本さん、スッチーさん、アンドゥーさん、ちーちゃん、
ファクナさん、学校ボランティアとして共に汗を流した仲間たち、
学校の先生方、そして親愛なるC.S.アカデミーの生徒たち、その他
関ってくれた全ての方々と、このブログを読んで下さった方々に心から
感謝します。ありがとうございました。