子ども達とのコミュニケーション


こんばんは。
日本語教育担当、クルビです。


今日も学校へ行ってまいりました。
先日坂本さんが学校で大きな壁を感じていると書いたと思うんですが、子どもたちと
コミュニケーションをとるということは一筋縄ではいかないなというのが正直な
感想です。


僕は日本語教師として学校へ行っているわけですから彼ら生徒と友達関係であっては
なりません。しかし、友達関係ではなくとも一緒に遊んだり、気兼ねなく話したりと、
学校の現地教師の方々とはまた違った関係性を築いていきたいと思っています。



口でいうのは簡単ですが、これは非常に難しいことです。
これからどうやってその子どもたちとの関係性を築いていこうかと今日の朝
スクールバスに揺られながら考えていました。


何気なくスクールバスに乗り込んでいる子どもたち全体を見渡していると今まで
考えなかったことが頭に浮かんできました。



インドを訪れた人はよく「インド人は面白い」といいます。しかしそれは森を指
差して「あの森は緑色だ」と言っていることと同義だと思います。学校には色んな
性格を持った子どもたちがいます。ある子はとても泣き虫です。ある子はお調子者です。
ある子はおっとりした性格です。ある子はとても冷静です。ありとあらゆる子どもたちが
学校にはいます。それはちょうど森の中に緑だけでなく赤や黄色や茶色の葉が
あるように、さらに同じ緑の葉でも一つとして同じ葉がないように、それぞれの
子どもたちが唯一無二の存在なのです。だから僕には子どもたちをとても一言で
言い表すことはでません。


これはすごく当たり前のことですが、この当たり前のことが今後子どもたちと接
する中でとても大切なことだと感じました。学校での活動は決して僕1人対大勢の
子どもたちという関係ではありません。1人対1人の集合体なのです。だから僕は
1人1人との関係を大事にし、そしてその子にはその子なりの良さというのをきちんと
見つけて接しなければならないのです。


そう思うと今感じている大きな壁もなんだか小さくなった気がしました。
なんだかしんみりとしたブログになってしまいましたが、これが僕の今日一番の
収穫です。


では今日はこの辺で。