日本語特訓中!!

ナマステ〜!

さんさんサンデーはバラナシから、たかこがお送りします。

最近はサンタナバラナシのインド人スタッフ、ミトゥンに日本語を教えることが趣味となっています。

底抜けに優しいミトゥンは、ふわっと笑う顔がとても愛くるしい青年。
インド人らしからぬシャイで柔和な物腰しが売りなのですが20歳にしてなんと既婚者。
インドでは今でも親が決めた相手と結婚する風習が色濃く残り、若くして結婚するカップルもめずらしくないのだとか。
「親が決めた相手と結婚してうまくいくものなの?」
と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、意外や意外、これが結構うまくいくのだそうです。



というのも大都市をのぞくインドでは、おおっぴらに男女交際をすることはあまりよろしくない風潮。
結婚していない男女が外でイチャイチャする、なんてことは信じられない。
私もゲストの男性と2人きりで道を歩いていたりすると声をかけてくるインド人には必ず「夫婦なのか?」と聞かれます。


そんなわけで、おおっぴらにお付き合いをしたことがない若者にとって結婚とは、


「やっと巡ってきた、異性とイチャイチャできるチャンス」


となりうるらしいです。
日本で言ったら中高校生くらいの甘酸っぱい初恋のような感情かもしれません。
それがいきなり結婚と繋がるってのが面白いですけどね。


更にインドは日本と比べて親族の結びつきがとてもとても強いので結婚してしまったら相手の家族、親族にどっぷり浸からなければならないこと必至。
そうなってくるとたとえ相手が嫌になったとしてもなかなか離婚なんてできません。


一昔前の日本のように、離婚という選択肢が無い状態ならば皆さんきっと腹をくくるもの。
なんとかうまくやっていこうとお互い努力をするようです。



そんなミトゥンですが、彼は只今ゲストハウスを一人で回せるように修行中。
料理はもちろんのこと、チェックインの手続きやら、列車、飛行機の予約の仕方やらと
サンタナバラナシのエース、バダルから手ほどきを受け、新しいことをどんどん吸収して頑張っています。


「俺にまかせろ!」


そして日本語も着々と覚えてきています。
彼は英語が全然話せないので意志疎通も大変ですが、彼に日本語を教えるのは面白くて終始笑いっぱなし。
なぜならば、インド人は「ス」と「ゾ」が言えないのです。


「名前は何ですか」「ナマエハナンデシュカ」
「お願いします」オナガイシマシュ
「どうぞ」「ドウジョ」

大真面目な顔で繰り出される赤ちゃん言葉。


「それ可愛い!!」


と何度悶えたかわかりません。


私だけが一方的に教えるのは偉そうでアンフェアな気がしたので、私も彼からヒンディー語を習うことに。
聞いた通りに発音しているはずでも今度は私が彼に笑われる番(笑)


いやぁしかし不思議ですな。
体のつくりは変わらないのに人種が違うだけで聴き取れる音や発音できる音が変わってくるなんて。



そんなわけで只今日本語絶賛特訓中、ミトゥンの優しい笑顔に癒されに是非サンタナバラナシまでお越しくださいね。



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