大反響ありがとうございます!!

はじめまして!
KANAさんがお休みの間プリーサンタナロッジをお手伝いさせていただくことになりましたTakakoです。
短い間ですがどうぞよろしくお願いします(^^)v

さて、昨日のブログ「フォクナからだいじなおしらせです!!」が沢山の方々に読んでいただいているようで、その反響にフォクナはじめスタッフ一同驚いております。


私もこの記事を書く作業に携わらせていただきました。
フォクナが書いた原案を基に長い時間をかけてディスカッションをしました。
どういう想いでこの言葉が出てきたのか、これからどうしていきたくてこの記事を皆さんに向けて発信するのか。
そんなことを話していくうち、フォクナの日本人に対する愛情、そして母国インド、インド人に対しての深い愛情がひしひしと伝わってきました。


一般的な日本人のインドという国に対するイメージがあまり良くないことは皆さんご存知かと思います。
渡印する事を家族や友人に報告すると
「危ないんじゃないの?」
「怖くないの?」
「悪い人がいっぱいいるんじゃないの?」
「なんでインドなんかにいくの?」
という反応が当たり前のように返ってきます。
かくいう私も初めてインドを訪れる時は(きっと酷い目に遭うんだろうな)と不安でたまらなかったのを覚えています。


行ったこともない国のイメージがこんなに悪いのは何故でしょうか?
そこには「理解不足による誤解」があるのだろうと思います。


インド旅行のイメージを悪くしている大きな要因に「ぼったくり」「詐欺」が挙げられます。
現地人よりも大幅に高い価格で物を買わされたり、サービスを受けさせられたり、ツアーを組まされたり、などと言う話は枚挙にいとまがありません。
言うまでもなくインドという国は日本に比べて生活水準は高くありません。
物価は日本の5分の1程度。大卒オフィス勤めの20代前半の若者の月給が約3万円だそうです。
そんな国に日本人が訪れたらインドの人々はどう思うでしょうか?
日本ではごくごく一般的な普通の生活をしていて、海外では節約節約の貧乏旅行をしている人でも彼らから見たら「お金持ち」です。
自分の給料を5倍してみてください。その金額を毎月貰っている人たち=インド人から見た日本人の姿なのです。


インドだけではなく海外では「定価」という価値観が存在しない場所が多々あります。
「これはいくらですか?」
と聞くと
「いくらなら買う?」
と逆に質問されることは良くあります。
買う側が一度納得して支払ったのならば、原価がいくらであろうとも支払った金額がそのモノの価値になるのです。
そういう価値観の中で、物価の高い国からやってきたお金持ちの外国人から多少多めにお金をもらったっていいじゃないか、と思うのは人情と言うもの。
しかも彼らは相手の財布から無理矢理お金を出させたわけではありません。
交渉の上「OK」と言ってお客自ら差し出したお金を受け取っただけなのです。


原価を後から知り「ぼったくられた」「詐欺に遭った」と怒ったりするのは
「誰でも同じ値段で同じサービスを受けられるのは当たり前」
という日本の価値観をインドに押し付けているということに他なりません。
彼らは外国人を陥れようと悪事を働いているのではありません。自分のフィールドで精一杯やっているだけなのです。
「インド人に騙された」ではなく「自分が無知だった」と思うだけでインドの過ごし方は180度変わります。


安全面でも同じことが言えます。
日本は世界で一番安全な国と言ってもいいでしょう。
すなわち外国にいくということは危険なところに身を置くということに等しいのです。
日本と同じ感覚で居たら危ない目に遭うのは当たり前です。
私は今まで50以上の国を旅しましたが、各国で見る日本人観光客の警戒心の無さにはいつもハラハラさせられます。


商売人ではない一般人に平均価格を聞いてから物を買う。
スーパーマーケットに行って物価を確かめる。
最低限のコミュニケーションがとれる程度の英語を勉強しておく。
必要ない時ははっきり「ノー」と言う。
知らない街を夜出歩かない。
その国のタブーを知っておく。
仕入れられる情報は手に入れておく。


こういったことを心がけるだけで嫌な思いをする機会は格段に減ります。
残念ながら中には悪い人もいます。嘘つきもたくさんいます。
でも大多数のインド人は優しくて人懐こくて情に厚い、とても素敵な人たちです。
これは日本でも同じ。どこの国にいっても同じなんです。


インドは生活の全てにおいて日本と対極にある国のような気がします。
日本では決して見ることが出来ない、経験することが出来ないことがたくさん詰まっています。
だからこそインドは面白いのです。
今の日本人にとっては訪れることすらハードルが高いインド。
この異空間にせっかく足を踏み入れたのならば、出来る限り楽しんで思い出深い旅行にしてもらいたい。
そして日本人のインドに対する誤解を少しでも解きたい。
日本人の良いところ、インド人の素晴らしいところ、両方を知り尽くし愛しているフォクナ。
誤解を生みがちな両者の架け橋となり、お互いが幸せな関係であるようできる限りのことはしていきたい、という熱い想いで一杯です。

誠実で在り続けたサンタナの創業者であるお父さんの精神をちゃんと受け継いでいます。
サンタナ創業者、故セカール氏のお話も併せてどうぞ。

http://d.hatena.ne.jp/indiasantana/touch/20140513/1399925234


ムンバイでホームステイしたインドの家族と

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