ドゥルガプジャの終わり

10月4日ドゥルガプジャの最終日、ドゥルガタクル(女神像)をガンガーに流す。
3日はパンダルホッピングが終わり、その夜から順々に女神像をガンガーに運ぶ。
翌4日は、その最高潮を迎える。




旅行者の中には気づいていない人も多いと思うが、コルカタを流れるフーグリー川は、
ガンガーの分流であり、れっきとした聖なる河ガンガーなのである。
インドの大都市のなかで、ガンガーを擁するのはコルカタのみである。


コルカタのフーグリー沿いには、多くのガートがあり、女神像が集められる。
その中で最も有名なガートが、バブーガートである。




バブガートには女神像流しを見ようと、多くの観客、そしてテレビ局のカメラが
集まった。




多くの人々が狂喜乱舞しながら、ドゥルガタクルをトラックで、バブーガートに運び込む。




それらを担いで、あるいは引っ張り、川辺まで運んで、観衆の前で
クルクルと回転させ、最後のお披露目をする。




さてここからであるが、近年の河川の水質汚濁の問題のせいなのか、フーグリー
に流した女神像は、即座にクレーンによって回収されてしまうのだ。確かに
あれだけの大量の女神像を流したら、大変なゴミの量になってしまうだろう。




これからまだまだコルカタでは祭りが続くが、コルカタの人々は、
全エネルギーをドゥルガプジャに、注ぎ込んでしまっているため、
その後の祭りは、なんとなく味気ないものになってしまうのだ。


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