ラタ・ヤットラ当日


ども!坂本です。7月3日、一昨日は2011年のラタ・ヤットラ当日でした。ウェスト・ベンガル
中心にインド各地からの参拝客で大賑わいでした。特に今年は暑すぎず雨も降らないと
あっていつもにも増しての超大人数でした。


我々サンタナチームとしては皆で作成したミニチュア山車のお披露目会でもあるのでちょっと
緊張です。実際にあの人込みの中でどうなるのかもわからないところもあるので。なんでも
小さい山車はオリジナルの山車が動き出してから動かすものらしいのですが、今年の山車は
いつもより遅かったです。


実際に動き出したのは2時半くらいです。では我々も動きます。ヒンドゥーのお坊さんに
ビンディー(色を額につけるもの)をつけてもらい用意完了。



ジャガンナート神が乗っているので持ち上げることはよくないらしくスロープを使いホテル・サンタナ
ロビーから山車を降ろします。



本物の山車のように両脇のロープを引っ張ります。



掛け声は「ジャイ、ジャガンナートジャガンナート万歳)」もしくは「ハリーボロー(神の名を呼ぼう)」、
また「♪ハリボロー、ハリボロー、ハリボロー、ハリボローー、ハリボロー、ハリボロー、ハリボロー、
ハリボローー♪」と皆で叫ぶというか、歌うというか、ノリノリです。



特にこのオジサンはノリノリでした。何でもホテル・サンタナに泊まっている方らしいのですが、
ちょっとびっくりするくらいノリノリでした。



ガンターと呼ばれる鐘を打ち鳴らしながら行進します。私も打ってみましたがちょっとした
コツが必要で持ち手に振動が伝わってきて痺れてきてしまったりもします。



前から撮影。撮影してくれたケンちゃん曰く、「(the boom)風になりたいのPVみたい」。
知らない人はyoutubeで検索してみてください。まぁ、100人で楽器を持って往来をサンバを
歌い踊る、というものです。


コースとしてはC.T-Roadを上っていきVIP-Roadを右折。そこから本物の山車が通るグランドロードを
目差します。あまりに人が多すぎたら引き返す作戦でしたが実際に外に出たらやはり行っちゃい
ますよね。



後ろから。サンタナ・ロッジの従業員ドラマとホテル・サンタナ儀礼をお願いしているお坊さんが
山車が倒れないように支えます。



作成時もそうでしたが、多くのメディアの取材も受けました。英語堪能なケンちゃんにお任せです。



まっちゃんとよっちゃん。ええ顔です。



ちなみにこちらが本物の山車です。これは三体目のジャガンナート神が乗ってる山車です。
グランドロード周辺ではやはり凄い人込みでした。山車を進めるのも一苦労です。
実際に引っ張っていると多くのヒンドゥー教徒の方々が拝みロープをちょっとでも掴もうと
してくださるので、更にギュウギュウになります。2時半くらいに出てホテルに帰ったのは
19時前です。ほぼ立ちっぱなしでしたので中々ハードな一日でした。


私自身こうして山車を作成し引っ張って参加したのは初めてでした。改めて信仰の力を大きさを
感じました。山車を作るからお祭りに参加するまで全てが宗教的な行為です。我々日本人は
実際には興味本位からの参加なのですが、それでもヒンドゥーの方々の熱心に祈る姿や少しでも
神聖なる何かに触れようとする熱気やエネルギーを感じずにはいられませんでした。


疲れはしましたがホテル・サンタナまで引っ張って戻り達成感のようなものは大きかったです。
今までのようにただ見る、というものでなく参加出来る喜びのようなものがありました。
そして何より、楽しかったです。


様々な形で協力してくださった皆様、この場をお借りして御礼申し上げます。
ありがとうございました。




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ミニ ラタ・ヤットラ成功に。