ネパールのレストランKIZUNA

サンタナデリーからちーちゃんです!

荒木さんと、絆の関係はなんですか?
「“パトロン”です、いつも聞かれたらこう答えるんです」

みなさんもよーーくご存知の、ネパールの日本食屋さん“絆Kizuna”
素敵なお父さん荒木さんと絆の店主ashokさんのこと。
そんなお話です。

“絆”誕生秘話
もともと、ashokさんは山登りのガイドさん。
荒木さんはashokさんを雇っているトレッキング会社のお得意様。
そんな2人が急接近した出来事は、トレッキング中。
標高が高くなれば高くなっただけ、当然のように届く物資が減り、食材も限られてきます。

日本人が山小屋で、よく生野菜のサラダを好んで食べていて、荒木さんも同じようにサラダが好きなことを知っていたashokさん。

そんな、2人が出会って2度目のトレッキング初日、ashokさんがビールの箱を抱えて集合場所にやってきました。
荒木さんが「なんだashok、山でビールでも飲むのか?」と笑いながら訪ねると、
「違うよお父さん(荒木さん)、これだよ」とニコニコしながらたくさんの野菜を見せてくれました。
それから毎日ashokさんが自らキッチンに入り、サラダを作り、毎日違う盛り付けで楽しませてくれたそうです。
荒木さんが好んでいたマヨネーズも覚えていて、それも用意してくれて。
この時、
“こんなに日本人の気持ちがわかって、人への配慮ができるひとはいない”と確信したそうです。

この出来事がきっかけで、
荒木さんはashokさんを日本へ招き、“日本食”と“日本語”の修行をさせることになりました。
それは、ashokさんの為でもあり、ashokさんの奥さんと2人の子どもの為でもありました。
しっかり子どもに教育を受けさせる為にも、ashokがしっかり稼いで家族を養っていけるようにならないとという荒木さんの思いが、
“絆”オープンへの道に繋がったのです。

3ヶ月の修行期間、
午前中はお料理を学び
午後は国語の勉強
夕方はお料理おさらい
という生活を荒木さんの自宅でしていました。

ネパールのお店を始めるにあたって、荒木さんから3つの約束がありました。
こどもをつかわない、児童労働させない
奥さんと一緒にいること
NGOシャクラニールに毎月1000ルピーずつ寄付すること


荒木さんと荒木さんのご家族、ashokさんとの絆がたくさんたくさん詰まったレストランです!

そして、わたしが初めて2人に出会ったときのこと。
2012年に、ネパールのトレッキングをする際に、わたしのガイドだったのがashokさん。
そして、彼が働くオフィスで偶然荒木さんを出会ったことがきったけ。
そこから、荒木さんがサンタナに足を運んでくれて何度も会うことができて、いつも気にかけてくださっています^^
わたしも、何度かネパールに行き、毎回笑顔で働くashokさんのご飯を食べてお話しして。
現在、
旅を始めた荒木さん。
ガイドから日本食屋さんになったashokさん。
2人の姿を見ていると、とっても嬉しくってわたしももっと頑張ろうと思えます。

そんなわけで、
ネパールのタメルにある素敵なレストラン、“絆”
是非是非いってみてください^^

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