牛にご注意!!
なますて〜!!
サンサンサンデーはバラナシよりカリスマブロガーたくやさんからバトンタッチした、たかこがお送りします。
プリーのスタッフ生活を終え今度はバラナシへ移動してきました。
バラナシは皆さんご存知の通りヒンドゥー教徒にとって特別な場所。
聖なる河ガンジスのほとりに栄える町です。
細い石畳が迷路のように入り組み、その細い路地を土産物屋や宿、カフェなどが軒を連ね人や自転車、バイク、犬などが行き交います。
勿論忘れてはならないのが
牛
こんな狭い路地でもかなり大きな牛がのっしのっしと歩く姿は壮観です。
もちろん彼らの落し物も沢山。
石畳なのでなかなか乾かず、フレッシュなままのものを踏んでしまった日にはズルッと滑ってしまい大惨事に至ること必至。
迷路のように入り組んだ細い路地に仕掛けられた牛糞トラップ。
バラナシを訪れた旅人はまずこれを克服しなければなりません。
「牛糞を踏まないように下を見て歩けば道に迷い
道に迷わないように上を見て歩けば牛糞を踏む」〜バラナシあるあるその1〜
そんなわけで、細心の注意を払って道を歩いていたら目の前に立ちはだかる黒い影が!!
巨大な牛ちゃんが道を塞ぐように横になり「デン!」と構えていたのです。
まぁここまでは良くあること。
バラナシのウシはその辺心得たもの。人が来ると道をあけてくれる場面を何度も見ていたので、彼の前に佇み
「あの、ちょっとそっちにいきたいんですけどね・・」
と優しく話しかけてみました。
シーン。
無視かよ。
暫く彼の前でじぃぃぃぃっと視線を送ってみました。
シーン。
また無視かよ。
こうなったら最終手段。
少しだけ牛にタッチして「そっちにいってくれる?」と促してみました。
ちょっと怖かったけれど地元民の皆さんもそうやってどかしている場面を何度かみたもの。
硬い毛の手触り。掌に体温が伝わってきてちょっとテンションがあがったその時、
「ドカッッッ」
「きゃーーーーーー」
ハイ…。そうです…。
思いっきり牛に刺されました…。
あぁ、忘れもしません。彼の目がグワッと白目を剥き私に向かってきたあの光景を。
立派な角で私のお腹(へそ下数センチのど真ん中)をブスリと刺し、さらに右腕も!
思わず壁に叩きつけられた私は必死で逃げました。
翌日、私のお腹と腕には大きな青あざがくっきり。
これで牛に襲われたのは2度目ですよ。
バラナシに来てわずか1週間でここまでの成績を納めることができるとは!!
大抵の牛は大人しいそうなのですが、中には凶暴な奴もいるようなのでバラナシにお越しの際は皆さんどうぞご注意ください。
そしてその後あれよあれよと言う間に体調を崩し寝込む始末。
バラナシを訪れるのは今回で2度目なのですが前回もしこたま寝込んでヘロヘロになりながらネパールへの国境越えをしたんだっけ。
これは大いなるガンガーの力でみそがれているに違いないと確信しております。
というわけで、短い間でありますが皆様どうぞよろしく!!
バラナシサンタナのアイドル、スーリア(4)